このブログで、たびたび紹介している
woman_jailerさんの
元・女子刑務官 Blog改めて、文才があるなと感じています。
お前に文才の「ぶ」の字もないからだ!という生暖かな声援はさておいて、読み手にとってわかりやすい文を書くのは大変難しいのですよね。
代名詞や語句の係り方など、注意しないと綺麗な文章には辿り着けません。日頃の練習がものをいうと思います。
実はこの文章作成能力、刑務官にはかなり必要なものなのです。
もちろん、いらない職業があるとは思いませんが、施設内での事故事件が刑務官の表現能力に掛かることが多いので、他の職業に比べても重みがあると思います。
考えると分かるかと思いますが、行刑内では一部除いて、なかなか証拠が取りにくいものなのです。
それだけに、刑務官が状況をよく把握し、それを文章にまとめるという能力次第では、摘発できた違反事例ができなかったりするわけです。
少し口を悪く言えば、検察官同様にシナリオライター的な部分もあるともいえましょう。例えば懲役囚が舍房で喚いたとします。大声(たいせい)を発するのは一般に規律違反になります。そんな時に…
「小職が巡回していたところ、○×が舍房内で騒いでいたために〜」
と書くよりは
「小職が定期巡回中、舍房内全体に響き渡るような大声を聞き、すぐさま駆けつけたところ、前任者より注意を払うように言われていた○×が、まさに舍房の窓を蹴破らんとする勢いで騒いでいたために〜」
と書いた方が迫力があるわけで…(笑)
物は書きようですね。ハイ。